雪乃小説館

不定期で更新します!現在は白と黒の子守唄を更新してます。

白と黒の子守唄(3話)

学力テスト本番。


入学すぐだからだろうな、

中学の復習問題のようなもの。

対して苦にはならない。


テストが終わり、帰ろうとすると

目の前で撃沈してる須藤さん…


「あかねちゃ〜ん!助けて〜ゆきほとんどわからなかったよォ〜」

と、半泣き…


人それぞれだからね(汗)



帰り道、1人で帰っていると、

後ろから嫌な声が聞こえた、、

「あ!あかねちゃんだ!もしかして1人?」

振り返ると白馬と黒川が立っていた。


何となく逃げたくなり、

勇み足になるも、すぐに白馬に追いつかれる

ダルそうにしてる黒川を横目に

白馬はグイグイ絡んでくる

「あれ?あかねちゃんも家こっちなんだァ〜!

奇遇だね〜!」


ってか笑顔が眩しすぎるんだよ!

思わず目を逸らしてしまう、、


「あきらぁ〜、俺あかねちゃんに

避けられてるみたい〜(泣)」


いや、だから迷惑なんだってば…


「そのくらいにしとけって、横から見てたら

ただのストーカーだぞ」

遠いとこを見ながらボソッと一言つぶやく黒川。


落ち込む白馬…

見てて少し可哀想に思えた。

しばらくして、駅で別れることになる。


「あかねちゃ〜ん!明日はもっと仲良くなれるように頑張るからね〜!」


と、デカい声で手を振っていた。


あたしは振り返り、少し右手をあげて

振り返した。無言で!!


白馬は驚いた顔をしていたが、

そのまま笑顔に戻り駅を離れていった。