雪乃小説館

不定期で更新します!現在は白と黒の子守唄を更新してます。

白と黒の子守唄(27話)

2日目の朝…


はぁ…なんか最近多い寝不足…


ロビーでみんなと集合。


朝食はみんなと食堂のバイキング。


男子4人も来た。


そういえばこっちはみんなに話したけど、
向こうは誰に話したんだろ。


バイキングを回っていると
剣司くんが来た。


「橘、おはよう。取りにくいのあったら
言えよ。取ってやるからさ」


あ、うん…


いや、食欲がなくて…


サラダをメインに取って席に着いた。


ダメだ、もうフラフラする…


すると、誰かがスプーンを置く音がした。


彰くんがスプーンを置き
あたしに向かって言った。

「橘、体調悪い時には言えよって言っただろ。」

あ、バレた…


「ごめん、昨日寝不足で…」


するとゆきちゃんが

「昨日ね、あかねちゃん
寝られなくなる事があったんですよ〜うふふぅ〜」

と、にやけながら言った。


瞬くんと誠くんは、え?と
戸惑っていた。

剣司くんは目を逸らした。


彰くんは、興味なし!


「ごめん、あたしちょっと部屋で休むね…」


あたしは少し部屋で休む事にした。


すると彰くんが
「俺が部屋まで送っていく。」


といって着いてきてくれた。


部屋に戻るとあたしは少し寝転がった。


寝ようかと思った時、布団の横に
彰くんが座った。


「昨日、森野と何してた?」


あたしはビックリして
彰くんをガン見してしまった。


「部屋から見えた。海で森野と
何をしていたんだ?」


と、言うことは、男子の部屋では
話が出てなかったのか。


「少し話してただけだよ。」


と、言い返した。


「へぇ〜、話しながらキスか。」


こっちもかい!!


部屋の位置的にそう見えたのかな…


「キスしてないよ!さ、されそうに
なっただけで…」


言ってて恥ずかしくなってきた…


彰くんはしばらくこっちを見ると
顔を近付けてきた。


「キスしたことないなら、
俺でしとくか?」


はーいー?


なんなのもう!!



しかも真顔で言わないで!
顔近い!!


「し、しなくていい!!」


そういうと彰くんはまた座った。


「まさか、橘が森野と付き合ってるとは
思わなかったな。いつからだったんだ?」


あー、もう掲示板に書いとくから
みんな勝手に見てよって言いたくなるくらい
同じ質問ばっかり。


っていうか!寝させてよ!


「付き合ってないよ。」


もう色々略してしまった…


「だったら、俺と付き合うか?あかね」


あーもう、次から次へと…………


って、ぇぇぇぇ!!


なんなんですか!!


い、今なんて??


彰くん…何を仰って…るんですか…?


しかもあかねって言った!?


待てよ…


もしかすると冗談か!


「冗談でも言っていい事と
悪い事とあるよ!」


よし、これで…


また顔近くなってるし!!


「じゃあ、キスするしかないよな」


ちっがーーう!!


押しのけようとするがその手を止められてしまった。


ヤバい…どうしよ…


だ、誰か…


彰くんの顔が徐々に近付き、
あたしの唇に彰くん息がかかる…