雪乃小説館

不定期で更新します!現在は白と黒の子守唄を更新してます。

白と黒の子守唄(46話)

駅に行くと、瞬くんがいた。

「あかねちゃんおはよう〜!☆」


少し離れたとこから声がした。


明るい笑顔だけど、
もう恐怖でしかない…


瞬くんの家は6畳のワンルーム


家に入ると綺麗にまとまったリビング。


「あたしなんで呼ばれたの?」


怖いから先に聞く!


「まぁ立ってないで座ってよ!」


あたしはソファに座った。


すると瞬くんは横に座った。


あれ?


やけに肩に…


待って!倒れる!!


あたしはソファに倒れてしまった。


瞬くんが上から見下ろしてる。


「どう?この光景。もしかして
剣司とはまだここまでいってなかった?」


両手が抑えられて身動きが取れない。


「じゃあここであったこと、全て
隠さないと行けないよね?」


瞬くんは不敵な笑みを浮かべた…


「あ、そうそう!抵抗したら
バラすからね…」


瞬くんはそっと顔を近付け、
唇を重ねた。


ん?


唇に何か柔らかい感触…


もしかしてこれ…舐められてる?


「あかねちゃん、口少し開けて?」


あたしは少し口を開けた。


「さすがあかねちゃん、いい子だね!」


また顔を近づけた…


あれ?


待って…口の中に何か!


なにこれ…気持ち悪い…


瞬くんの舌が、口の中で…


あたしの舌に絡み付いてくる…


離して欲しい…でも手は塞がれたまま…


あたしは声をあげる事も出来なかった…


そのまましばらく瞬くんの舌は
あたしの口の中を掻き回した。


「どう?怖かったでしょ?」


怖かった…
訳が分からないよ…


「じゃあ今回あかねちゃんと
ステップアップしたって事で
俺からのヒントを追加してあげる。」


そう言うと、あたしの耳元で囁いた。


「あかねちゃんのお父さんはね、
嫌がる俺の母さんを無理矢理抱いたんだよ…
わかる?今のキスよりも数百倍
怖い事されたって事!」


え?お父さんが?


そんな事するわけない…


どういうこと?