雪乃小説館

不定期で更新します!現在は白と黒の子守唄を更新してます。

白と黒の子守唄(35話)

あたしは物陰に隠れた。


瞬くん、、
なんだろ…いつもと雰囲気違う…


あ!誠くんの1件の時に見た
あの冷たい目つき…


何かあったのかな…


あたしは思わずマジマジと見てしまった。


そのまま2人は駅を離れていった。


しばらくすると人混みの中から
お父さんが、手を振っていた。
傘を渡して一緒に帰る。


しかし、さっきのはなんだっだろ…


瞬くんの様子が気になっていた。


部屋でボーッとしていると
携帯が鳴った。


瞬くんから電話!?


「あかねちゃ〜ん!夜にごめんね〜、
さっき駅のとこに居なかった?」


あ、バレてたのか…


お父さんを迎えに駅に居たことを伝える。


「やっぱりそうかぁ〜。あかねちゃんみたいな人に
見られてそうな気はしてたんだよね〜」


聞くべきか…聞かぬべきか…


こっちから言うのは変かな…


あたしはしばらく考えながら
無言になっていた。


「今日見た事、
みんなには内緒にしててくれないかな?」


確かにあんまり追求しても不自然だしね…


あたしは分かったと伝え、
そのまま電話を切った。


今日のはデートかと思ったけど、
デートであんな怖い目つきには
ならないよね…


また電話がなった…


あ、今度は剣司くんか…


「あれ?すぐ出た…
今少し話せるか?」


今は気が紛れて良かったかも。


「明後日、駅前のモールに
買い物に行くんだけど一緒に来る?
あ、まぁ買うもの無かったら退屈だろうけど…」


特に予定もないし
着いて行くよ、と伝えた。


剣司くんは電話口で凄く嬉しそうだった。


駅前のモール…


8階のレストランくらいは
行ったことあるけど、
他の階って何が売ってるんだろ…


電話を切ったあと、
少し携帯で調べてみた。


うっわぁ〜…


お店の名前がカタカナと英語…


多分ゆきちゃん達は結構知ってそうな
お店なんだろうなぁ…


あ、このドラッグストアは知ってる!


わざわざ剣司くんと行く時に
買うものは無いけど…


よし!じゃあ明後日は
色んなお店見て回ろ!


買わなくても見るだけでも面白そうだしね!


買うとなったら…財布とその都度会議だな…


よーし!今日は寝れそうな気がする!
少し早いけどもう寝よ…


あ、明後日の分、明日宿題進めないと…